社会性の奥に存在する問題 4
アサーティブという言葉は、自分の主義や主張をはっきり言うだけでなく相手の言い分も聞き、きちんと議論できることを指しています。
・・・したがって、アサーティブであるためには、相手の言い分を聞く能力と、自分の意見や感情を正しく把握していることが必要とされます。
ちなみに、アサーティブネスの心理学的検査の項目の一例を示してみましょう。
ここでは自分を表現することが強調されていますが、直後に「自分のことをまず考えますが、他者をも配慮するやり方」と、アサーティブネスを説明しています。
また、アサーション・トレーニング(自己主張訓練)といわれるものは、スキルトレーニングの一種ですが、一方的に自己主張して相手を説得する技法を体験的に学ぶのではありません。
他者と自己のそれまで気づかなかった側面に対する理解を深めたうえで、相互交流を図る技法を学ぶのです。
同じ訓練でもディベートが、どちらかというと、多少の誰弁を弄しても相手を打ち負かすというイメージがあるのと対照的です。