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2010年08月 アーカイブ

生協について 3

このような一連の生協規制や規制強化の動きにたいして、むろん生協側からは強い反発があります。


組合員の反対運動も進められてきました。


争点は、個々には多岐にわたりますが、つまるところは、相互に結びあう2つの点に帰着します。


第一に「生協はスーパーか」、第2に「生協の役割は終わったか」ということです。


生協攻撃は、生協活動の伸長で揺すぶられる小売業者から生じました。


その場合、小売業者は中小の業者だけとは限りません。


このことは、先の生協包囲網の形成からも明らかですし、当然のことでもあるでしょう。


そしてそのさまざまの攻撃は、要するに、生協は今ではスーパーとどこが違うかという事からくるのです。


生協は専従の従業員によって運営され、誰でもほんのわずかな出資金だけで至極簡単に組合員になれ、生協の店は現実にどんな人でも利用できます。


事実上、スーパーとどこが違うのか。


それにもかかわらず、生協の事業が生協法でもって特別に保護されているのはどうしたことなのか。


いま一歩ゆずって、生協の果たしてきた役割は認めるとしても、これはおかしいでしょう。


生協はもともと貧しく弱い人々が集まってできた組織です。


わが国の生協法にしても、この法は、国民の多くが食うにも事欠いていた敗戦直後に、人々の生活を守るためにできたものです。


事情の一変した今日、生協活動は、立法の精神に背いた「見せかけの生協活こ、生協を「かくれみの」にしたスーパー事業にすぎない・・・というのが基本の論調です。

生協について 4

これにたいして、学識経験者を中心に生協の歴史と今日的位置をたずねることから始めた「あり方懇談会」の報告書は、生協がスーパーとは異なった相互扶助の組織体であることを再確認しました。


同時に、今日の一般的な問題点として、ことに


1.生協の基本をなすべき民主的運営の問題

2.中小小売業者との摩擦の問題

この2つの問題をあげました。これにたいして、

1.規模の適正化と民主的運営の徹底

2.出店ならびに員外利用の規制の推進

・・・を提言しました。


この報告書は、生協側には歓迎はされましたが、しかしもちろん十分に満足のいくものではなかったのです。


ことに、人々の生活が大きく転換する今日の変化のなかで、将来にむけて生協が果たすべき役割。


また、消費者の自衛対抗力としてはまだまだ不十分な生協の社会的力量。


そして、大規模小売業者と小規模小売業者との関係とは根本的に異なった生協と、中小小売業者との関係、などに十分な考慮が払われていないことに不満が示されました。


そして、生協攻撃者によって広く非難されてきた競合的出店や員外利用、過小な出資金や過大な広告・宣伝などについては、すでに早くから生協内で自己規制が進められていたところだから、生協批判の多くは生協にとって「ゆえなき」非難と受けとられてきました。

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