生協について 5
生協にたいするこの風当たりの強まりはどうしたことなのでしょうか。
むろん、従来とも小売業者との間の摩擦はありました。
しかし生協運動は、戦後だけでなく戦前からも一貫して助成されてきたはずです。
であるのに、各種の圧力に押されてとはいえ、助成主のはずの厚生省までが規制措置を広げてきました。
この変わりようはどうしたことなのでしょうか。
これは、まず、生協がそれほどまでに成長してきたことを物語るものにほかならないでしょう。
なるほど、小売業に生協が占めるシェアは今日まだ2%ほど、スーパーならびに百貨店が占める30%に比べると問題になりません。
しかし組合員数は1988年3月で1、180万人余、総事業高は2兆2098億円余に達します。
そして、中小小売業者だけでなく大規模業者にたいしても、地域や商品の種類によっては、しぼしば強力な競争相手となってきます。
一大勢力といわねばなりません。
そして、大樹となればなるほど風当たりも強くなるのは、自然のことでしょう。