« 2010年09月 | メイン | 2010年11月 »

2010年10月 アーカイブ

生協について 7

とはいえ、生協の拡大・強化とともに広く指摘され、生協側も自省しているように、生協活動に基本的な諸問題が生じてきたことも、また事実です。


員外利用の問題や民主的運営の問題がそれです。


生協の存在理由やあり方が問われてきたのも、理由のないことではありません。


そして、生協にたいするこのような組織的な包囲攻撃の展開は、わが国の生協史上はじめてのことです。


これらは、生協が従来のままでは発展が期待できなくなったことを示すものとはいえないでしょうか。


この面からするならば、今日の事態は、わが国の生協運動も1つの時代を終わって大きな曲り角にやってきたことを意味します。


もっといえば、生協も1つの大きな転換、1つの危機を迎えていることを物語るのです。


このことは、生協側でもすでに自覚されていることでもあります。


もっとも、生協といっても、今日わが国には日本生活協同組合連合会に加盟するものだけでも658の単協があり、規模も業態ももちろん一様ではありません。


このうち、最も古い歴史をもち規模も供給高もとび抜けて大きな灘神戸生協に風当たりが最も強くなるのは当然のことでしょうが、この生協では、生協攻撃の高まりにも先だって各種の自己規制とともに新しい諸展開が試みられてきました。


そして1987年4月にスタートした灘神戸生協の「新5力年計画」は、今日、生協の考える新しい展開方向を総括したものでもす。

生協について 8

先に見たように、最近わが国で"生協タタキ"が広がり、生協のあり方が問われてきています。


生協規制の問題を別にすれば、この論議は、しかし、わが国だけのことではなく、今に始まったことでもありません。


生協運動の展開はいつも自己確認の運動を伴っていたともいえます。


最近では、1980年のICA(国際協同組合同盟)のモスクワ大会がそうでした。


協同組合の国際組織であるICAのこの世界大会で、議論のたたき台として提出されたレイドロウの報告書『西暦2000年における協同組合』は、生協の本質を問い、21世紀にむけて生協のあり方をたずねたものでした。


今日、わが国での「あり方」論議とは別に、世界的に生協内で生協の「基本価値」をめぐる論議が広がり始めていますが、これらもそのレイドロウ報告の延長線上にあるものと考えられます。


ところで、この報告書では、生協にはこれまで「3つの危機」があったとされています。


「生誕の危機」と「経営の危機」と「思想上の危機」です。


About

2010年10月にブログ「面白雑学帖」に投稿されたすべてのエントリです。新しい順に並んでいます。

前のアーカイブは2010年09月です。

次のアーカイブは2010年11月です。

他にも多くのエントリがあります。メインページアーカイブページも見てください。

管理人のお気に入り

通販コールセンター

EC&通販専門のコールセンター会社に、無料で複数の見積が取れる一括見積サイト「EC通販コールセンターナビ」。小コールや短期間でもOK!

デスクトップ仮想化