生協について 7
とはいえ、生協の拡大・強化とともに広く指摘され、生協側も自省しているように、生協活動に基本的な諸問題が生じてきたことも、また事実です。
員外利用の問題や民主的運営の問題がそれです。
生協の存在理由やあり方が問われてきたのも、理由のないことではありません。
そして、生協にたいするこのような組織的な包囲攻撃の展開は、わが国の生協史上はじめてのことです。
これらは、生協が従来のままでは発展が期待できなくなったことを示すものとはいえないでしょうか。
この面からするならば、今日の事態は、わが国の生協運動も1つの時代を終わって大きな曲り角にやってきたことを意味します。
もっといえば、生協も1つの大きな転換、1つの危機を迎えていることを物語るのです。
このことは、生協側でもすでに自覚されていることでもあります。
もっとも、生協といっても、今日わが国には日本生活協同組合連合会に加盟するものだけでも658の単協があり、規模も業態ももちろん一様ではありません。
このうち、最も古い歴史をもち規模も供給高もとび抜けて大きな灘神戸生協に風当たりが最も強くなるのは当然のことでしょうが、この生協では、生協攻撃の高まりにも先だって各種の自己規制とともに新しい諸展開が試みられてきました。
そして1987年4月にスタートした灘神戸生協の「新5力年計画」は、今日、生協の考える新しい展開方向を総括したものでもす。