猫を連れてきたのはアダム?イヴ?


フランス中世紀文学のすぐれた遺物といわれる『狐物語』の発端に、アダムとイヴが、神さまからもらったハシバミの木の枝で海水をかきまわして、いろいろの生物をこの世へ引き出す話があります。


アダムが海水をかきまわすたびに彼の子孫のために役に立つ動物・・・


牝牛や、牝山羊や、馬や、難や、七面鳥や、家鴨その他が出てきたのに対して、イヴが海水をかきまわすたびに出てきたのは、狼や、狐など狡智と悪煉で世を毒する動物ばかりであったといいます。


そして猫に関しては・・・


「いったい猫はアダムが引き出したのか、イヴが引き出したのかわからない。


猫は人類にとって善き動物か、人によって意見がちがうからである。


とにかくアダムの引き出す動物はみな善い動物だったのに、イヴの引き出す動物はみな悪い動物だった」


・・・と言っています。


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